夢のようで夢じゃない、ただの私の願望です
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Life in Other World 2
category: - | author: 蛟 双燿
来るのは初めてだがどこよりも懐かしい世界。その世界のダイアゴン横丁、オリバンダーの店でアルバイトとして働く生活を始めてから、早くも一週間が経とうとしていた。

Life in Other World 2

 一日10時間労働で6日間働いてもらった給料は67ガリオン1シックル、それにお客さん方に頂いたチップを足せばさらに14シックル追加で、なんともう67ガリオン15シックル≠76905.1円にもなった。日刊預言者新聞によると今は8月の第一週目なので、あと三週間あれば学用品をそろえるには十分の金額だ・・・のはずだ。昼食と夕食はありがたいことにオリバンダーさんが出してくれるし、朝食は漏れ鍋で摂るが、私の身の上を知っている――ただしでっちあげのだが――トムさんは、宿泊代も含めて格安にしてくれる。なので、稼いだお金はほとんど全て学用品とチケット代にあてられる・・・・ありがたいこと尽くしなのだが、その反面正直、自分に都合良くことが運びすぎていて怖い気もした。
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Life in Other World 1
category: - | author: 蛟 双燿
 今のところことは順調に運んでいる。『オリバンダーの店』は紀元前三八二年創業の超老舗高級メーカーなので、給料を少しくらい期待してもいいかもしれない。たぶん仕事といっても、膨大な数の杖を整理したり、客に合う杖が見つかるまで次々杖を出すのを手伝ったりと、そういう雑用系のことだろう―――と勝手に想像した。


Life in Other World 1


 『オリバンダーの店』は、外観も中身も、原作から私が想像したとおりのものだった。映画とは少し違う。オリバンダー翁は快く私を迎え入れてくれた。
「ちょうど人手が欲しいと思っていたところなんじゃよ。」
「それはよかった。では少しの間ですが、よろしくお願いします。」
自己紹介と上記のような会話を少しばかり交わしたあと、給料は私の仕事っぷりを見てから決めるとのことなので、さっそく私は言いつけられた仕事――想像したとおり、開店前の杖整理だ――へと取り掛かった。オリバンダー翁は青い瞳で終始私をじっと観察していた。その視線は心を見透かされているようで少々心地悪かったが、何分か経てばすぐに慣れた。第一、もし心を見透かされたとしても、自分にはやましいことなど無いし。ただちょっと、私が何者かについて驚かれるだけだろう。

 身長があまり高くない私にとって、天井まで届く杖の箱の山を整理するのは一苦労だった、が、それもこれも全て最終目的のためだと思えば少しも苦にはならなかった。箱は無造作に積まれているだけなので何度か頭の上にも落下してきて痛い思いをしたし、大量の蜘蛛の巣混じりの埃を吸い込んで激しく咳き込んだりもしたが、こんなもの、へのかっぱだ。
 来店当時午前6時半前を指していた時計が一週し7時半すぎになったとき、オリバンダー翁に呼びかけられて私は作業の手を止めた。
「そろそろ休憩にしようかの。お疲れさま、降りておいで。」
私は高い梯子の上から一歩一歩慎重に降りた。こう見えて(どう見えるのか知らないが)割と高いところは苦手だったりする。仕事中は作業に夢中になってあまり意識しなかったが、気付いてみると意外と今いる位置は高くて、一瞬めまいがしそうになった。
「そろそろ開店ですか?」
「うむ。でもその前に給料の話をしようかの。そこにお座り。」
言われるがまま、翁が指差した椅子に座る。
「よく働いてくれるようじゃの。この調子でずっと頑張ってくれるなら、時給1ガリオンと2シックルでどうじゃね?」
「1ガリオンと・・・2シックル――」
少しの間頭の中でカチャカチャと計算する。――確か1クヌートが約2.3円だから1シックルはそれの29倍でえーとさらに1ガリオンは17シックルだからー・・・――
「――え、あの、そんなもらっちゃっていいんですか?私10シックル頂ければ十分だと思ってたんですけど・・・。」
チン、という音とともに計算が終了し、結果時給約1267.3円となった。こんなとき、小さいころ算盤習っててよかったなと実感する。こんなときだけだが。それより、時給1267.3円というのは並の女子高生にとってはだいぶ魅力的な数字だ。6時間働けば6ガリオンと12シックル≠7603.8円で12時間働けばさらにその二倍だ。
「なに、さっきの働きぶりを見ていたらそれくらいの値で当然じゃよ。どうやら満足してくれたようじゃな?」
「あ、はい満足しすぎです!そんな頂いていいのかわかりませんが精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」
もしかしたら交通費やローブ代を通り越して、学用品まで頑張れば稼げるかもしれない。予想外の収入が期待できて、私は嬉しくて顔が緩むのを抑えられなかった。
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Wish on a Star 3
category: - | author: 蛟 双燿
 最初はトムの様子をじっと観察していたが、5分も経つとそれにも飽きてきて私はこれからのことを考えることにした。これから私はなんとしてでもダンブルドアに会ってホグワーツの5年生に編入してもらわなければならない。最終的な目標はしっかりわかっているものの、勉強面や生活面など、考えなければならないことはたくさんあった。


Wish on a Star 3


 私は、今がハリーが5年生になる手前の夏休みだとわかっているように、自分が魔法を使えるとわかっていた。なので、原作に載らなかった呪文はわからないが、それ以外のものなら杖の振り方さえ練習すれば使えるはずだ。『呪文学』や『変身術』、『闇の魔術に対する防衛術』など、実際に杖を振る授業に大きな問題は無いだろう。しかし、『魔法史』や『魔法薬学』などはそういうわけにはいかない。ダンブルドアに何とか上手く取り計らってもらえるよう頼めるだろうか。アルバス・ダンブルドアは人を信じる人だから、「異世界からやってきました」何て突拍子の無いことを言っても解ってくれるだろうと思う。
 次に生活面(というよりはむしろ金銭面)の問題だが、『夜の騎士バス』の乗車賃やローブを一着買うくらいのお金なら短期間のバイトでも稼げるだろうが、杖や大鍋など、ホグワーツの授業に必要なものを買うお金はどうすればいいだろう。今が夏休みのどの時期かまでは流石にわからないのではっきりとは言えないが、何十ガリオンもの大金を稼ぐのは少し、いやかなり厳しいかもしれない――。

 そこまで考えたとき、突っ込みっぱなしだった顔をようやく暖炉から出したトムが、笑顔でこちらに歩いてきた。この笑顔ということは、もしかしたら見つかったのかもしれない。
「よかったですね、お客さま。『オリバンダーの店』のオリバンダーさんがアルバイトを雇ってもいいと言ってくれています。給料などは直接会って話したいそうで。どうされますか?」
どうするもこうするもない。私は一も二もなく頷いた。
「よかった!ありがとうございます、トムさん!」
思わずトムの手を握りしめた私に、トムは「頑張ってください」と激励してくれた。そしてなんと、その格好じゃ不都合があるだろう、と、少し古くてぶかぶかだがローブ一式も貸してくれた。なんて親切なんだ。

 至れり尽くせりで感謝を通り越して何だか申し訳なく思いながら、私はトムに手を振り『ダイアゴン横丁』へ戻った。
 日はだいぶ昇り、思ったとおり活発な開店作業の音が聞こえてきた。解決できるかわからない問題はひとまずおいといて、私は意気揚々と紀元前三八二年創業の高級杖メーカー『オリバンダーの店』へと向かった。
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Wish on a Star 2
category: - | author: 蛟 双燿
 『漏れ鍋』へ向かう道すがら、『フローリシュ・アンド・ブロッツ書店』や『マダムマルキンの洋装店』を見かけいちいち感動しながらも、私は真剣に思案していた。――魔法省による『煙突飛行ネットワーク』の監視で『煙突飛行』は使えない。一文無しなので『夜の騎士バス』や『ホグワーツ特急』に乗ることも出来ない。――どうしようか。


Wish on a Star 2


 夏の香りがする『ダイアゴン横丁』の石畳をひたひたと裸足で歩きながら、少しずつ明るくなっていく空を見る。日が昇れば店の開店準備で住人が起き出してくるだろう。そしてそれから30分も経てば気の早い買い物客が朝食の材料を買いに来るだろう。出来れば、人の目に付かないうちにホグワーツに行きたい。ただの一般人に不審がられるのは別に構わないが、魔法省の役人にでもつかまると色々と面倒なことになる。
 ――私はわかっていた。今はハリーたちが5年生になる手前の夏休み。魔法省大臣コーネリウス・ファッジはダンブルドアと袂を別ち、ダンブルドアに不審な動きがないか被害妄想的に監視しているはずだ。『煙突飛行ネットワーク』や『ふくろう便』の監視は特に厳しいだろう。そんな状況の中、『煙突飛行』で住民登録にも乗っていない怪しさ抜群な私がホグワーツへ飛んだことがばれたらただで済むはずがない。
 ハリーはもう『本部』へ連れて行ってもらえたのだろうか、それともまだダーズリー家でイライラの毎日を送っているのだろうか・・・―――思案しているうちに、足はいつの間にか『漏れ鍋』についていた。一瞬だけ躊躇ってから、私はレンガのアーチをくぐり、裏戸をそっと押す。扉は簡単に開いた。

 酔いつぶれた客が数人、テーブルにべったりと頬をつけて眠りこけている。テーブルの上にも下にも液体が数滴残ったジョッキや食べかす、よごれた皿があちらこちらに散らばっている。それをせっせと店員が片付けているのを何となく見ていると、右斜め後ろから声をかけられて振り向いた。
「いらっしゃいませ、お客さま。お泊りですか?」
「え、あー、えーっと。」
にこにこと愛想のいい笑顔を浮かべたお爺さんが私の後ろに立っていた。言葉が通じることに今更驚いたりはしない。目の前のお爺さんの名前も聞くまでもない――この『漏れ鍋』の店主トムだ。トムの笑顔を見るともなしに見つめ数秒思案してから私は口を開いた。
「あの、『ダイアゴン横丁』の店舗の中に、アルバイトを募集しているところってご存知ないですか?」
「アルバイト?・・・はぁ、探してみればあるでしょうが、貴方は――」
「あ、えっと・・・今年度からホグワーツに転入することになってるものなんですけど、教科書とか、買うお金が欲しくて・・・。家が貧乏で、自分で稼ぐしかなくて・・・。」
咄嗟にでっちあげた嘘は、そこまで悪くはないらしいものだった。トムは私を不思議そうに見ていた目を瞬時に同情の目に代え、「それは大変ですなぁ」と小さく呟いた。
「一人で引越しなさったのかい?」
「はい・・・えぇと、『煙突飛行』でついさっき。――何しろ急に引越しが決まったものですから、着替える暇もなくて。」
そう言って苦笑しながらパジャマの裾を持ち上げると、トムは何もかも納得したように一つ大きく頷いた。
「わかりました。じゃあ少しそこらにでも座って待っていてください。アルバイト募集中の店が無いか知人に当たってみましょう。」
「助かります。ありがとうございます。」
小さくお辞儀すると、トムはすぐに暖炉の前に行き、『煙突飛行粉』を一つまみ炎に振りかけると、エメラルドグリーンに変色した炎の中に首を突っ込んだ。適当に近くの椅子を引き寄せて座ると、店員さんが笑顔で水を差し出してくれた。途端、急に喉の乾きがおそってきて一気飲みする。水はひんやりと冷たくてとてもおいしかった。
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Wish on a Star 1
category: - | author: 蛟 双燿
行きたい、行きたいと願い続けていた。
変えたい、変えたいと望み続けていた。


Wish on a Star 1


 きっと一年前までの私ならあまりのことにショック死してしまったかもしれないが、今の私はなんら驚きはしなかった。――いつものようにベッドに横になり、瞳を閉じて、いつものように目覚めたと思ったら背中にはベッドカバーではない固い感触。上半身を起こして辺りを見回せばそこは、普通の人にとっては全く知らないだろう、でも私にとっては見知りすぎている場所だった。
 いや、見知る、という表現は少し間違っているかもしれない。実際に私がこの場所を見るのは今がはじめてだから。それでも知っているのは、それが幾度となく夢の中で思い描いた場所だから。目を閉じればはっきりと細部までが脳裏に浮かび上がる場所――空想であるはずの場所だから。
 『ダイアゴン横丁』――それがこの場所の名前だ。まだ夜明け前らしく、立ち並ぶ店には一様に”closed”の看板が。人通りもほとんど無い。そのおかげで、石畳の上で眠っていた私はさぞかし奇妙だったろうが、今のところ私に気付いて怪しんでいる人はいなさそうだ。たとえもし真昼間に寝転がっていたとしても、ここの人たちの間ではさして珍しいことでもないから手付かずで放置されていただろうが。
 ついさっき別れを告げてきた元の世界よりも、今までずっとこちらで暮らしていたみたいに、何もかも慣れ親しんでいるかのように親しみを感じる自分に、何だか笑いがこみ上げてきた。私はこちらにいきなり飛ばされてもショックを受けないどころか、心の中は喜びで満ち溢れていた。私は自然と自分が何をすべきかわかっていた。まるでいつかここに来ることを知っていて、ちゃんと計画を立てて準備していたかのように―――もしかしたら、本当にそうだったのかもしれない。
 立ち上がり、背中やお尻についた砂埃を軽く手で叩いて落とす。見渡せば見渡すほど、思い描いていた通りの場所だった。嬉しくて嬉しくてどうしようもなくて、涙が溢れてきた。慌てて着慣れたパジャマの袖で拭うが、次々と零れ落ちてくる。数分後、何とか涙を止めた私は、少しも迷うことなく足を踏み出した―――『漏れ鍋』へ。

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このブログについてあれこれ
category: - | author: 蛟 双燿
新たにこっそり設置したこのブログでは、ブログタイトル下にもあるように、蛟 双燿の(強い強い)願望をそっくりそのまま夢っぽい文にして連載していきます。ハリー・ポッター第五巻『不死鳥の騎士団』沿い。恋愛要素は皆無。それでも一応ドリーム小説の部類には入るような気がしないでもないですがブログじゃ名前変換できないからただの二次小説かも(どっち)。本当は本館のドリームでもう一つしたかった連載だったりする。でも今の更新スピードからして連載増やすのはまず無理(きちっと更新できないだろうし、まずちゃんとした一つの作品にするつもりはない)だし申し訳ないから、行きついた先がここというわけです。更新はしたいときにして、したくないときはしない。だからきっと偏りが激しいだろうな。

こっそりなのは、ちょっと流石にイタさがすぎるかと思ったからというだけのこと。それに名前変換出来ないわ恋愛要素皆無だわじゃ需要は果てしなく0に近いだろうし、何より胃に沈殿したものを何とか少しずつでも吐き出そうと思って設置しただけの自己満足以外の何ものでもないものですからね。正直自分でも日記ブログからリンク貼る必要性があったのか非常に気になるところ。ま、別にいいんだ。所詮自己満足だしね。

とまぁ何だか投げやりな感じで進めていきたいと思います。
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